2月15日に,北海道大学 認知行動科学研究室にて,「要因計画データに対するベイズ推定アプローチ」というタイトルで発表をさせていただきました。
前半はベイズ推定の概要とRstanの使い方の説明,後半では実験心理学における要因計画法に基づいて取られたデータに対して,ベイズ推定でアプローチする方法について説明しています。
(発表資料の一部は,第3回Osaka.StanのLTでもお話しさせていただきました)
発表資料は↓
注意点として,上記の発表資料では説明の都合上,2要因群間計画のデータの推定においても,多変量正規分布を設定しています。
この方法だとバランスド・データしか扱うことができないので,アンバランスド・データを扱う際には,dataブロックで各条件の人数 (N1〜N4) と観測値 (x1〜x4) を記述し, modelブロックでは各条件のデータが別個の正規分布から発生するというモデル式を書いてやることになります。
また,今回の資料では2×2までのデータしか扱っていませんが,3水準以上のデータであっても,同じ書き方で拡張することができます (コードはかなり煩雑になりますが)。これについては追加で記事を書くつもりです。
発表の中で使用したRコードやstanコードについても,追ってどこかにUPしようと思います。
→ UPしました